この記事では分散型取引所「IDEX」について紹介します。
「分散型取引所は初めてなんだけど」
「入金とか取引方法は?」
「ウォレットないんだけど・・・」
そういう方でも分かるように画像付きで、始め方から取引方法まで全部まとめて解説していきます!
IDEXとは?
IDEXとはEthereumベースの分散型取引所の1つです。
分散型取引所はいくつかありますが、その中でも1番の取引高を誇っております。
操作性や処理スピードにも定評があり、安心して利用ができます。
また、取り扱い通貨も豊富となっているので、色々な通貨を取引する人にとっては注目ポイントになりますね。
では、IDEXの始め方をみていきましょう。
IDEXの始め方や登録方法
IDEXは、ウォレットを接続して利用するので、始める為にウォレットを準備する必要があります。
ウォレットはIDEX上で作成することもできますし
MyEtherWallet(マイイーサウォレット)やMetaMask(メタマスク)などのウォレットを利用することもできます。
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既にお持ちの方はこちらを利用する形でも大丈夫です。
IDEXの始め方では、以下の4つを紹介します。
- IDEX上でウォレットを作成する方法
- Keystore Fileとパスワードで接続する方法
- Private Keyで接続する方法
- メタマスクを使って接続する方法
また、Trust(トラスト)などのイーサウォレット付きブラウザアプリを利用することで、スマホから取引することも可能です。
では、さっそくIDEXの使い方を紹介していきます。
ウォレットを作成する方法
はじめに「IDEX」へアクセスしましょう。
上記画面へ移動しますね。
右上に【NEW WALLET】とあるのでクリックします。
パスワードの設定画面です。
パスワードはセキュリティのことを考え「1234ABCD」といった簡単なものは避けるようにしましょう。
英語と数字のほか、記号も交えた複雑かつ長めのパスワード設定をオススメします。
入力したら【YES-CREATE WALLET】をクリック。
Keystore Fileのダウンロード画面です。
Keystore Fileは、IDEXと接続するときにも使うので大切に保管しましょう。
ダウンロードが完了したら【GOT IT. GET MY PRIVATE KEY.】をクリックして次へ。
最後にPrivate Key(秘密鍵)をメモなどで保存します。
パスワードやKeystore Fileと同じように
第三者に見られない場所で大切に保管してください。
保存をしたら【RETURN TO EXCHANGE】をクリック。
これでウォレットの作成は完了です。
【RETURN TO EXCHANGE】をクリックしても反応しないことがあります。
この場合でもウォレットは作成できていますので
画面右上にある【UNLOCK WALLET】をクリックし、IDEXとウォレットを接続していきましょう。
Keystore Fileとパスワードで接続
IDEX上で作成したウォレットやマイイーサウォレットは、Keystore Fileとパスワードを利用して接続することができます。
ではさっそく接続する方法を紹介します。
まずは画面右上にある【UNLOCK WALLET】をクリックします。
何を使って接続するか選ぶ画面です。
通常の取引所でいえば、ログイン画面のようなものですね。
ここでは「Keystore Fileとパスワード」を使って接続するので、上記画像のように「Keystore File」にチェックを付けます。
そして【SELECT WALLET FILE】をクリックし、ウォレット作成時にダウンロードした「Keystore File」を選択しましょう。
ファイル選択をするとパスワードを入力できます。
ウォレット作成時に設定したパスワードを入力し、【UNLOCK】をクリックしましょう。
選択したファイルやパスワードに間違いがなければ、正常に接続します。
画面右上の【UNLOCK WALLET】が「人型アイコン」へ変わっていればOKです。
アイコンをクリックすると
ウォレットアドレスの一部が表示されます。
その横にある矢印が付いたアイコンをクリックすると、「Etherscan(イーサスキャン)」へ移動します。
作成したばかりのアドレスですので何もありませんが
ここでトランザクションの確認など行うことができます。
後は接続しているウォレットにイーサリアム(ETH)などの仮想通貨を送金し、それをIDEXへ移して取引を開始することができます。
IDEXへ資金を移す手順は後ほど「IDEXの使い方」で紹介します。
Private Keyで接続
続いては「Private Key(秘密鍵)」を利用して接続する手順を紹介します。
まずは画面右上にある【UNLOCK WALLET】をクリックします。
何を使って接続するか選択する画面です。
ログイン画面のようなものです。
ここでは「Private Key」を使って接続するので「Private Key」にチェックを付けましょう。
すると「Private Key」を入力する項目が出てくるので、入力し【UNLOCK】をクリックします。
画面右上の【UNLOCK WALLET】が「人型アイコン」に変わっていますね。
これでIDEXとウォレットの接続は完了です。
「人型アイコン」をクリックすると
ウォレットアドレスの一部が表示されます。
その横にある矢印の付いたアイコンをクリックすると、「Etherscan(イーサスキャン)」へ移動します。
今は作成したばかりのウォレットを使っているので何もありませんが、トランザクションなどここで確認することができます。
以上がPrivate Keyで接続する流れとなっています。
メタマスクで接続する方法
今度は「MetaMask(メタマスク)」を利用して接続していきます。
まずはメタマスクにログインしましょう。
ログインできましたね。
既存のマイイーサウォレットやIDEX上で作成したウォレットをメタマスクにインポートすることもできます。
こちらの手順についても紹介します。
まずはメタマスクの右上にあるアイコンをクリック。
メニューが表示されるので「アカウントのインポート」をクリック。
上記画面に移動するので、以下の手順でインポートをしましょう。
- 「追加」が選択されているか確認
- 「キーの種類」を選択(上記画像では秘密鍵)
- 秘密鍵を選択した場合は秘密鍵を入力
JSONファイルを選択した場合はファイルを選択しパスワードを入力 - 最後に【追加】をクリック
これでメタマスクにウォレットをインポートできます。
ではIDEXのほうへ戻ります。
戻ったら画面右上にある【UNLOCK WALLET】をクリックします。
ウォレットを接続する方法を選択する画面ですね。
メタマスクの場合は、上から3番目の「Software Wallet」を選択します。
そして右側に出てくる【UNLOCK SOFTWARE WALLET】をクリックして、メタマスクと接続します。
メタマスクにログインした上で、【UNLOCK SOFTWARE WALLET】をクリックしましょう。
うまく接続できると、画面右上の【UNLOCK WALLET】が「人型アイコン」に変わります。
「人型アイコン」をクリックすると
ウォレットアドレスが一部表示されますね。
矢印の付いたアイコンをクリックすると「Etherscan(イーサスキャン)」へ移動します。
新しいアドレスなので今は何もありませんが、ここでトランザクションなど確認できます。
確認するときは活用しましょう。
以上がメタマスクで接続する手順です。
ここまで完了したら、続いては使い方をみていきましょう。
IDEXの使い方
ウォレットを接続したら、次は使い方をみていきましょう。
入金から仮想通貨の売買、出金まで一連の流れを紹介します。
IDEXへ入金
IDEXに入金するには、接続したウォレットへETHを入金する必要があります。
はじめに簡単に手順を紹介すると
- 取引所などでETHを購入
- 接続したウォレットへETHを入金
- 接続したウォレットからIDEXへETHを移動
このようになります。
ですので、ウォレットへ事前にETHを入金しておきましょう。
まだ入金してない人は、以下の手順でアドレスを取得し、取引所やその他ウォレットから送金手続きを行いましょう。
IDEXとウォレットを接続し、画面右上にある人型アイコンをクリックします。
メニューが表示されるのでクリップボードアイコンをクリックします。
これでアドレスをコピーできるので、後は取引所などからウォレットへETHを送金するだけです。
ウォレットへ入金をしたらIDEXへ資金を移動します。
はじめに画面上にある【BALANCES】をクリックしましょう。
【FULL BALANCES】
【BALANCE HISTORY】
この2つが出てくるので、【FULL BALANCES】をクリックします。
「My Balances」画面へ。
ここから資金の移動手続きをします。
まずは入金する通貨を探しますが、かなりの数の仮想通貨が表示されているので大変ですよね。
ですので「Hide zero balances」にチェックを付けます。
「Hide zero balances」は資産が0のものは隠すという意味合いです。
チェックを付けると残高がある通貨のみ表示されます。
「My Wallet Balance」に記載されているものは、接続しているウォレット内の残高
「My IDEX Balance」に記載されているものは、IDEX内の残高になります。
移動する通貨を見つけたら、右側にある【DEPOSIT】をクリックします。
【DEPOSIT】をクリックすると数量を入力する画面が表示されます。
「Amount to send」の項目にウォレットからIDEXへ移す数量を入力しましょう。
右上にある「Send entire balance」をクリックすると、ウォレット残高を全て入力することもできます。
次に「Gas Price」を調整します。
よく分からない場合は、そのままの状態で問題ないです。
どちらもOKになったら【DEPOSIT】をクリックしましょう。
確認画面が表示されます。
上記画像の場合は「0.2ETHを入金してよろしいですか?」といった内容です。
送金を完了する場合は【CONFIRM】をクリックしましょう。
今回はメタマスクで接続しているので、メタマスクが起動します。
送金額が表示されるので、内容を確認した上で【確認】をクリックして申請完了です。
申請が完了すると、上記画面が表示されます。
「申請を受け付けました、しばらくお待ちください」といった内容です。
処理に掛かる時間はネットワークの状況により異なります。
とりあえず【OK】をクリックして画面を一度閉じます。
処理が完了すると「My IDEX Balance」へ資金が反映します。
「My Wallet Balance」から送金した分が引かれていますね。
では、送金履歴を確認してみましょう。
画面上にある【BALANCES】をクリックし、「BALANCE HISTORY」を選択します。
「Deposito/Withdrawal History」
入出金履歴のことですね。
ここで履歴の確認を行うことができます。
先ほど送金した履歴の「Status(ステータス)」を確認してみると「CPMPLETE」となっています。
ステータスがこのようになっていれば送金処理は完了しています。
現在の状態を確認したい場合は「Etherscan(イーサスキャン)」や「Deposito/Withdrawal History」を確認してみましょう。
仮想通貨の売買
入金が終わったら実際に取引をしてみましょう。
ここで紹介するのは、以下の3点です。
- 通貨ペアの選択
- 仮想通貨の買い方
- 仮想通貨の売り方
基本的な取引方法ですね。
始めての方でも分かるように画像付きで解説していきます。
今回は例として「Ethereum/ETH」と「Quant/QNT」で売買していきます。
通貨ペアを選択
まずは取引画面へ移動しましょう。
画面上にある【EXCHANGE】をクリックで取引画面に移動できます。
次に「MARKETS」で通貨ペアを選択します。
はじめに軸となる通貨を「ETH」「TUSD」「USDC」から選択します。
今回は「ETH」を選択し進めていきます。
次に購入する通貨を選択します。
今回は「Quant/QNT」ですね。
「MARKETS」には、右上に検索する機能が付いているので上記画像のように活用しましょう。
目的の通貨を見つけたらクリックし、取引画面を開きます。
現在の通貨ペアは、チャートの上に書いているので一目で分かります。
これで通貨ペアの選択は完了です。
次は仮想通貨を購入していきます。
仮想通貨の買い方
通貨ペアを選択したら仮想通貨を購入してみましょう。
チャートの下に、注文するところがあるので下へ移動します。
「BUY QNT」と「SELL QNT」が注文画面です。
「BUY」は購入、「SELL」は売却ですね。
注文画面の下にある「ASKS」と「BIDS」は、注文が並ぶ取引板です。
「ASKS」は売り注文、「BIDS」は買い注文が並んでいます。
今回は購入なので、「BUY QNT」へ入力していきます。
はじめに注文タイプを選択します。
- Limit:指値注文(価格と数量を指定して注文)
- Market:成行注文(数量のみ指定して注文)
※成行注文の価格は市場の状況により変動しますので想定外の価格で約定することもあります。
今回は「Limit:指値注文」で進めていきます。
次に「Price(価格)」と「Amount(数量)」を入力します。
価格は取引板に並ぶ注文をクリックすることで、自動入力することもできます。
クリックする場所によっては数量も一緒に入力されてしまうので、その時は手動で調整するようにしましょう。
2つを入力すると「Total(合計)」にトータル費用も表示されますので、こちらの数字も確認して問題なければ【BUY】をクリックして注文します。
確認画面が表示されるので【OK】をクリックしましょう。
メタマスクで接続している場合は、ここでメタマスクが起動します。
取引を進める場合は【署名】をクリック。
署名をするとメタマスクは自動で閉じます。
ここで1つ覚えておくべきポイントですが
数量次第で注文できないことがあります。
注文に失敗すると上記のような画面が表示されます。
今回の場合は「ガス(イーサの手数料)が上昇しているから0.15ETH以上の注文にしてください」とのことです。
注文申請が成功した場合は
上記画面のように数量と購入価格が表示された画面が表示されます。
ここまで来たら注文は完了です。
【OK】をクリックして画面を閉じ、取引板を確認してみましょう。
板に自分の注文が並んでいます。
下へ移動すると...
「My OPEN ORDERS」の項目があります。
ここには、取引成立前の注文が並んでいます。
取引成立した注文は、「TRADE HISTORY」の「MY TRADES」を選択することで確認できます。
他にも履歴を確認できる項目があります。
それは画面上にある【ORDERS】です。
クリックすると「OPEN ORDERS」と「TRADE HISTORY」が表示されるので、履歴を確認したい場合は利用しましょう。
ちなみに、取引成立前なら注文はキャンセルもできます。
右端に【Cancel】とあるのでクリックしましょう。
メタマスクが起動するので【署名】をクリックします。
これでキャンセル完了です。
以上が買い方やキャンセル、履歴の確認などの手順となっています。
次は購入した「Quant/QNT」売却し、「Ethereum/ETH」へ戻していきます。
仮想通貨の売り方
はじめに通貨ペアを選択し、取引画面を開きましょう。
チャートの下にある注文画面へ移動します。
今回は売却なので「SELL QNT」に入力していきます。
はじめに注文タイプを選択しましょう。
- Limit:指値注文(価格と数量を指定して注文)
- Market:成行注文(数量のみ指定して注文)
※成行注文の価格は市場の状況により変動しますので想定外の価格で約定することもあります。
2つのタイプがあるので好きなほうを選んでください。
今回は「Limit」を選択し、進めていきます。
次に「Price(価格)」と「Amount(数量)」を入力します。
価格は上記画像のように、取引板をクリックして自動入力することもできます。
2つを入力すると「Total(合計)」が表示されるので確認し、OKなら【SELL】をクリックします。
確認画面が表示されるので【OK】をクリックしましょう。
メタマスクで接続している場合は、ここでメタマスクが起動します。
【署名】をクリックし、手続きを完了しましょう。
注文完了の画面です。
上記画像を例に出すと「0.00575ETHで29.97QNTを売り注文に出した」という意味合いです。
この画面は【OK】をクリックして閉じても大丈夫です。
取引板を確認すると注文が並んでいますね。
後は取引成立するのを待つだけです。
注文履歴は取引板のすぐ下にあります。
「MY OPEN ORDERS」
ここにある履歴は、取引板に並んでいるもの(取引成立前の注文)です。
取引成立した注文は...
さらに下にある「TRADE HISTORY」の「MY TRADES」をクリックすると確認できます。
他にも画面上にある【ORDERS】から確認することもできますね。
ちなみに取引成立前なら注文をキャンセルこともできます。
「MY OPEN ORDERS」にある注文を確認すると、右側に【Cansel】とありますね。
キャンセルする場合は【Cansel】をクリックしてください。
メタマスクが起動するので【署名】をクリック。
「MY OPEN ORDERS」にあった注文が消えていますね。
これでキャンセル完了です。
以上が売却から取引履歴を確認する流れとなっています。
続いては、出金について紹介します。
IDEXから出金
IDEXから出金する手順を紹介します。
まずは画面上にある【BALANCES】をクリックします。
【FULL BALANCES】
【BALANCE HISTORY】
この2つが出てくるので、【FULL BALANCES】をクリックします。
「My Balances」画面へ移動します。
「Hide zero balances」にチェックを付けると、上記画像のように利用可能残高がある通貨のみ表示させることができます。
次に出金する通貨の右側にある【WITHDRAW】をクリックしましょう。
出金画面です。
接続しているウォレットなので数量のみ入力します。
「Withdraw entire balance」をクリックすると、利用可能残高を全て入力することができます。
数量を入力したら【WITHDRAW】をクリックしましょう。
確認画面が表示されるので【CONFIRM】をクリックします。
メタマスクで接続しているので、メタマスクが起動します。
【署名】をクリックし、出金申請を完了しましょう。
出金申請が完了すると「My IDEX Balance」にあったETHが0になります。
これで申請完了です。
次は履歴を確認してみましょう。
【BALANCES】をクリックし、【BALANCE HISTORY】を選択します。
入出金画面へ移動しますね。
ここで確認したいのが「Status(ステータス)」です。
「Pending」は保留中ですので、まだ処理は完了していません。
処理が完了するまでしばらく待ちましょう。
しばらくしてBalance画面で確認すると...
「My wallet Balance」へ資産が移動していますね。
出金が完了するまで、時間が掛かる場合もあります。
なかなか反映しない場合は、時間置いて確認してみましょう。
ちなみに...
【WITHDRAW】の隣にある【TRANSFER】をクリックすると、接続しているウォレットの残高を外部へ送金することもできます。
- TO Address:送金先のアドレス
- Amount to transfer:送付数量
この2つを入力し、後はGAS価格を設定するだけです。
GAS価格の設定がよく分からない場合は、デフォルトのままでも問題ありません。
以上が外部へ送金する流れになっています。
ウォレットで送金手続きするのと変わりないので、使いやすい方を利用しましょう。
最後に
分散型取引所「IDEX」について紹介しました。
はじめにウォレットを作成する必要がありますが
入出金や取引方法などの操作は、従来の取引所とあまり変わりはありません。
海外取引所を利用したことがある人なら簡単に使えると思います。
最近では、こうした分散型取引所も増えていますので、この機会に一度利用してみるのもいいかもしれませんね。